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本日、スカパーJSAT様と下記プレスリリースを発表いたしました。
『超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS) 農場/漁場向けIoT検証実験を実施』
http://www.jsat.net/common/pdf/news/news_2014_1104_jp.pdf
スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 高田真治、以下スカパーJSAT)が推進する、宇宙航空研究開発機構(本社:東京都調布市、理事長 奥村直樹、以下JAXA)が開発した超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)(以下、「きずな」) を用いた社会化実験において、株式会社グルーヴノーツ(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 最首英裕、以下グルーヴノーツ)が実験に参画し、2014年10月15日に同社クラウドサービス「Magellan(マゼラン)」による農場/漁場向けIoT検証実験を実施しました。
今回の実証実験は、インターネット環境を利用しづらい農場や漁場を対象に、広範囲に環境データを収集し、サーバーとの間でリアルタイムに情報交換する手段として衛星通信の有効性を確認することを狙いとしたものです。農場や漁場に配備することができるシステムをクライアントとし、センサーからの情報を「Magellan」に収集する通信路に「きずな」を使い、通信衛星を用いたIoTが有効に活用できるかを確認しました。
実験は、スカパーJSATの横浜衛星管制センターにおいて、農場を模擬した環境にて実施しました。「きずな」の2Mbps双方向回線と各種センサー(気圧、気温、高度)をつなぎ、「Magellan」上でセンサー情報を蓄積可能であることが確認できました。また、各センサー情報のデータ量は小容量であり、インターネット環境を利用しづらい僻地、山奥、丘陵部、離島、海上においてはデータ量課金型の通信衛星サービスと組み合わせることにより、低料金で多くの農場/漁場関係者が利用できるIoTサービスという新たなビジネスモデルを構築することも可能であると確認できました。これにより、収集した各種センサー情報をもとに、いっそう効率的な生産・漁獲計画を支援し、関係者で情報をスムーズに共有できる、といったことが可能になると予想されます。
▼「Magellan」について
「Magellan」は、クラウドサービスの一つで、大量のデバイスから一斉に集まるトランザクションを効率良く収集し、集められたビッグデータを高速に処理する仕組みです。オンラインゲームのバックエンドを支えてきたグルーヴノーツの技術をベースに、自動車や物流といった他業界においてもスマートフォンアプリや企業内システムのバックエンドとして活用されています。さらにスマートデバイスに加えセンサーデバイスと連携が可能なため、今後はビッグデータの収集・処理から他サービスと連携したデータの解析・活用までを行い、新規事業の創出をサポートします。
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